実践報告
外国人労働者健康医療相談室を開設して―ボランティア活動から学んだこと
栗田 朝子
1
1佐久総合病院中央滅菌材料室
pp.366-369
発行日 1997年5月10日
Published Date 1997/5/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686900645
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
はじめに
阪神・淡路大震災の起こった1995年は,ボランティア元年といわれたが,2年後の本年の,ロシア船漂流による重油流出事故では,先の未曾有の出来事での教訓が生かされた.なかなか定着しなかったボランティア活動が今,日本中に浸透しはじめている.
私は,15年前に,特別養護老人ホーム,老人保健施設への訪問ケアや,難民救済のチャリティバザールなどのボランティア活動を始めた.アフリカ・モザンビークから小児科医師を招いて,当院での研修の場を提供,チャリティ活動の収益金をその旅費や滞在費用にあてたりもした.
Copyright © 1997, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.