Laboratory Practice 生化学 これからの臨床協力業務事例集
検査情報(相談)室の開設
染谷 洋子
1
,
〆谷 直人
2
1北里大学病院臨床検査部
2独協医科大学越谷病院臨床検査部
pp.45-47
発行日 2004年1月1日
Published Date 2004/1/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543100550
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はじめに
現代の情報化社会において,医療情報に関するニーズは年々高まっている.そこで,北里大学病院臨床検査部では臨床サイドの要望に応え,診療支援の一環として,1995年7月に「検査情報(相談)室」を開設した.当時としては,専任の臨床検査技師と臨床検査医が常駐する検査情報室の中央化システムがわが国で初めての試みであったため,今後の臨床検査部の1つのパイロットケースとして注目された.
検査情報(相談)室開設当時の北里大学病院では,現在のようにIT(information technology)が発展しておらず,院内オーダリングシステムは整備されてはいたもののイントラネットやインターネットシステムは未整備であった.当時を振り返り,現状を鑑みながら検査情報(相談)室の立ち上げについて述べる.
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