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21世紀に向けた介護関係人材育成の在り方について―文部省21世紀医学・医療懇談会第2次報告
pp.374-381
発行日 1997年5月10日
Published Date 1997/5/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686900646
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2月21日,文部省の21世紀医学・医療懇談会(会長=浅田敏雄,私立学校教職員共済組合理事長)より,報告書「21世紀に向けた介護関係人材育成の在り方について」が発表された.高齢化・少子化と要介護高齢者の急増を受けて,政府では介護保険制度の創設が準備されているが,これに伴って介護サービス提供体制の整備,および介護関係人材の育成と確保は急務となっている.
報告書では,専門教育の充実と,各専門職間における共通の価値観形成,および連携の強化が強調され,そのための取り組みの例として,将来介護サービスに携わる全学生合同の介護・福祉実習などがあげられている.この他にも,看護教育新カリキュラムで新設された「在宅看護論」を含む教育内容の改善と充実,教育や実践に関する専門的研究の推進と研究教育者の育成,単位互換や編入学の推進などがあげられ,大学や施設などの看護の現場にも認識と理解が強く求められている(以下,報告書の全文を紹介する).
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