特集 専門看護婦の導入は病院を変える―横浜市立市民病院の現状
スタッフからみた専門看護婦
山口 聡子
1
,
工藤 智美
1
,
赤根 能子
1
1横浜市立市民病院
pp.349-352
発行日 1997年5月10日
Published Date 1997/5/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686900641
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コンサルテーションを活用して
私が働く病棟は,がんをはじめとするターミナル期の患者が年々増えてきている.そのような患者の看護をしていく中で,対応に困ったり悩んだりすることが多くあった.回復するのではなく,少しずつ悪くなっていく状態に苛立ちを感じる患者に,どのように接していけばよいのか,自分たちの行なっている看護は適切なのだろうかなど,疑問を抱き,葛藤の日々であった.
そのような時,当院にリエゾン精神専門看護婦が試験的に導入された.私としては,何かよいアドバイスを受けることができ,こうした問題に突破口が開けるのではないかと感じた.
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