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小児専門看護婦論
吉武 香代子
1
1弘前大学教育学部看護学科
pp.548-555
発行日 1973年5月1日
Published Date 1973/5/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661916638
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看護のなかでの専門分化が論じられているのは，必ずしも新しいことではない．今から7年前，昭和41年6月の“看護学雑誌”は‘専門看護婦への道’と題する特集を組んでおり，そのなかには私の‘小児看護を中心に専門化の持つ問題点’という小論文も含まれている．
7年間の歳月は，看護界をさまざまに揺り動かし，看護の本質を見つめさせ，また看護を取り巻く医療保健関係の多くの新職種を成長させた．同じ7年の歳月は，私自身にもいくばくかの新しい知識を得させ，経験を深めさせた．私の描く小児専門看護婦像は，当時と本質的に変わっているわけではないが，ここにあらためて小児専門看護婦について論じてみたい．
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