特集 不足対策への動き
レポート
夜間専門看護婦についての考察
宮本 昭子
1
1虎ノ門病院
pp.40-43
発行日 1969年9月1日
Published Date 1969/9/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661914599
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
はじめに
現在,多くの場で大きく取りあげられている問題は,看護の夜勤体制である。人事院判定の「月8日夜勤,複数夜勤」という夜勤体制は,働く看護婦の望む最低のものである。
当院では,10年来2人夜勤を実施しているが,業務量の多い部署は3人の夜勤者が必要となってきており,実施しつつある。3人の夜勤者を組み,月8日以内にすることは,ただちに大幅な人員増につながり,看護婦不足が深刻な問題となっている今日,非常に困難なことである。これに対し,夜間専門看護婦を導入することによって夜勤日数の軽減を図ってきた。夜間専門看護婦の導入は,昭和38年より実施しているが,実際に導入してみると種々の問題が生じてくる。この問題を解決するため,現在までさまざまな改善が試みられてきた。どうにか軌道にのってきたので,紹介かたがた,実際に行なっているものを報告する。
Copyright © 1969, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.