特集 それぞれのプライマリ・ナーシング―管理者の役割とスタッフの実践
チームナーシングからプライマリ・ナーシングへの道のり―看護婦の自律と専門性の向上をめざして
米山 万里枝
1
,
山崎 慶子
1
1東京女子医科大学病院看護部
pp.720-722
発行日 1997年10月10日
Published Date 1997/10/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686900556
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なぜプライマリ・ナーシングなのか
東京女子医科大学病院では,1975年以降チームナーシングの導入と定着を図ってきたが,その後1992年4月より,チームナーシングからプライマリ・ナーシングへと看護方式を変更してきた.
それまで実施していたチームナーシングの現状分析では,チームナーシングの利点は,患者ケアに関してチームで話し合いをもち,互いの能力を補い合い,助け合いながら,よりよい看護の方法を探し出すことができるところにあった.その病棟の看護方式では,三角形の頂点である主任や婦長に,患者・家族,医師の方針などに関する情報が集まり,主任,婦長が問題解決できるようになっていた.
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