特別記事
保健婦助産婦看護婦法における看護業務と医師の指示との関係の検討
小島 通代
1
1東京大学医学部健康科学・看護学科
pp.192-197
発行日 1996年3月10日
Published Date 1996/3/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686900466
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はじめに
健康に関するニーズが高まるとともに,看護職の主体性がますます問われるようになった.本稿では,医療の質の向上,およびその1つの条件である看護職の主体性の育成にとって重要な課題である,看護業務と医師の指示との関係について,法的な側面から,看護職である保健婦(士),助産婦,看護婦(士)および准看護婦(士)とそれぞれの職種の業務のうち,看護婦(士)と,看護婦(士)の業務に限定して検討した(以下,本稿では次の略語を用いる.看護に関する基本法である保健婦助産婦看護婦法=保助看法,看護婦(士)=看護婦,看護婦(士)の業務=看護業務,医師および歯科医師=医師).
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