特集 固定チームナーシング(継続受持ち方式)の展開―固定チームナーシング研究会第2回研究集会より
[基調講座]
固定チームナーシングの導入時の考え方―小集団活動のメリットを生かして
西元 勝子
1
,
杉野 元子
2
,
安部 陽子
3
1滋賀医科大学医学部看護学科
2看護組織開発研究所
3兵庫県立姫路循環器病センター看護部
pp.78-83
発行日 1996年2月10日
Published Date 1996/2/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686900454
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看護理念(看護観)と看護方式
看護方式とは,病院・施設または在宅で患者と家族(患者の重要他者)に対して看護婦がリーダーシップをとり,日々の看護を実践するためのシステム(方法)である.臨床看護はチーム活動であり,一定の看護方式により運営されなければならない.
看護方式を決定するとき,私たちは自分の看護(仕事)に対する理念(姿勢・方針・観)を言語化してみる必要がある.「今,ここで私はどんな看護(仕事)をしたいのか」「私にとって看護はどんな意味があるのか」「何を目標に看護をしているのか」など自己への問いかけをして,自分の言葉で看護の理念を表現してから,看護方式は決定したい.
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