扉

DNP（Doctor of Nursing Practice）は，高度実践看護師の最高学位であり，研究成果の実践的な応用と高度な臨床スキルを持ち，患者に最高レベルのケアを提供する能力を有します。エビデンスに基づく優れた実践を自ら行うだけでなく，医療チーム全体を効率的にマネジメントし，患者へのケアの質を向上させます。大学院教育の変革が行われた米国では約20年前からDNPが注目されています。

本特集では，日本でも養成が進むDNPについて概説し，今後広まっていくDNP人材への期待や，看護管理者自身がDNPを取得する意義について考察します。また，国内においてDNPコースを実施している大学院の取り組みを紹介します。