連載 政策をヒントに,看護管理をブラッシュアップ・5
診療報酬の議論のタイミングを押さえよう
小野田 舞
1
1一般社団法人看護系学会等社会保険連合 事務局
pp.416-418
発行日 2024年5月10日
Published Date 2024/5/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686202657
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執筆中の3月時点で,2024(令和6)年度診療報酬・介護報酬・障害福祉サービス等報酬のトリプル改定の議論が一区切りを迎えました。そして本稿をお読みの皆さんの多くは,6月の施行に向け,医療機関や介護保険施設などの現場において急ピッチで準備に当たっている頃かと推察しています。従来の4月1日施行が,2か月程度後ろ倒しになったとはいえ,看護部も例外なく対応に追われているものと思います。
この連載ではこれまで,診療報酬の大前提となる医療保険制度や社会保障制度などの大きな枠組みについて解説してきました。今回からはいよいよ診療報酬の解説に入っていきます。改定決定までの議論のプロセスや診療報酬の各項目,施設基準など,数回にわたって幅広く解説します。今回は,診療報酬改定に関わる国の仕組みとスケジュールについて取り上げます。
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