特別記事
“平時”から生かすコンフリクト・マネジメント
荒神 裕之
1
1山梨大学医学部附属病院 医療の質・安全管理部
pp.620-625
発行日 2023年7月10日
Published Date 2023/7/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686202437
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「コンフリクト・マネジメント」と聞くと,医療事故紛争の処理やクレーム対応といった医療安全に関連するイメージが強いかもしれません。また,認定看護管理者教育課程セカンドレベルでも「コンフリクト・マネジメント」が教育内容として挙げられていますが,いまひとつ習得できておらず実践できていない方も多いのではないでしょうか。
本稿では,病院で医療安全管理者を務める医師であり法務博士(専門職)を持つ筆者が,コンフリクト・マネジメントの考え方が日常のさまざまな場面で活用できるという視点から,その基盤となる概念と実践の手がかりを紹介します。看護管理者(特に病棟を運営する看護師長)がこの考え方を身に付けることで,自身が活用するだけではなく,スタッフにも広めていくことができるでしょう。
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