連載 障害者の災害支援・第3回
災害時支援のための平時からの準備
冨岡 正雄
1
,
森川 明
2
,
佐浦 隆一
1
Masao Tomioka
1
,
Akira Morikawa
2
,
Ryuichi Saura
1
1大阪医科薬科大学医学部総合医学講座リハビリテーション医学教室
2大阪医科薬科大学大学院医学研究科医科学専攻修士課程
1Department of Rehabilitation Medicine, Osaka Medical and Pharmaceutical University
2Master of Medical Science, Osaka Medical and Pharmaceutical University
キーワード:
大規模災害
,
JRAT
,
災害リハビリテーション
,
障がい者
,
人材育成
Keyword:
大規模災害
,
JRAT
,
災害リハビリテーション
,
障がい者
,
人材育成
pp.307-312
発行日 2022年3月10日
Published Date 2022/3/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552202457
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近い将来に高い確率で発生するといわれる南海トラフ巨大地震や首都直下地震などの大災害時には多くの避難者が発生することが予測されている1)が,この避難者のうち,特に高齢者,障がい者などの要配慮者2)は,災害発生後の環境の変化や避難生活によって身体・精神症状が悪化する危険性があるので,平時から高齢者や障がい者にかかわる機会が多いリハビリテーション医療職の災害時の活動が期待されている.
そこで,本稿では,災害時にリハビリテーション医療職が活動する意義を解説したうえで,そのための平時からの準備について述べる.
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