特集 「面会制限」が患者の意思決定にもたらした倫理的課題 コロナ禍で患者・家族を支援した看護師の経験から
【実践報告】終末期患者の意思決定支援—病院の面会制限の中で患者と家族の希望を地域でかなえるために
伊東 紀揮
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1医療法人社団ゆみの
pp.130-131
発行日 2021年2月10日
Published Date 2021/2/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686201783
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ゆみのハートクリニックの概要とCOVID-19対応状況
ゆみのハートクリニック(以下,当クリニック)は,東京都豊島区で高血圧をはじめとした生活習慣病や睡眠時無呼吸症候群,心疾患や呼吸器疾患などに対する外来診療と,通院が困難な患者への訪問診療を行っているクリニックである。
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染拡大に伴い,地域における役割を模索しながら日々の診療を行っている。発熱患者の診療において,外来では電話やオンライン診療を併用しながら,発熱外来の時間を設けて,定期受診患者との時間的隔離を行っている。また,訪問診療では,発熱の有無や体調を訪問前に電話で確認した上で,発熱患者に対しては感染防護具を着用して訪問するなどの対策を行っている。
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