特集 「面会制限」が患者の意思決定にもたらした倫理的課題 コロナ禍で患者・家族を支援した看護師の経験から
【実践報告】リモート面会による代理意思決定支援
小澤 元子
1
1堺市立総合医療センター看護局
pp.123-125
発行日 2021年2月10日
Published Date 2021/2/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686201781
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堺市立総合医療センターの概要
堺市立総合医療センター(以下,当院)は,大阪府中南部の堺市にある急性期病院であり,併設する救命救急センターでは年間9400件の救急搬送を受け入れている。また,7床の感染症病床を持つ第一種感染症医療機関でもある(表)。
2020年12月現在は,一般病棟を新型コロナウイルス感染症(以下,COVID-19)専用病棟として運用しており,12月までの新規入院患者数は累計230名以上に及ぶ。その中には約30名のICUでの重症管理や,1歳未満の小児,透析患者の受け入れなど,重点医療機関としての役割を果たしている。
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