特集 今こそ再考したい事業継続計画(BCP) 地域医療とスタッフをどう護る?
—【実践報告】福井大学医学部附属病院の取り組み—大雪により生じた交通障害に起因する帰宅困難者対応と業務継続について
森田 浩史
1
,
林 智美
2
1福井大学医学部救急医学
2福井大学医学部附属病院看護部
pp.434-439
発行日 2020年5月10日
Published Date 2020/5/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686201578
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災害拠点病院である福井大学医学部附属病院では,2017年3月,主に地下直下型地震の発生を想定し,事業継続計画(BCP)を策定した。
その後,2018年2月5日に福井県嶺北地方を襲った大雪被害により,BCPの発動基準となる災害発生宣言を行った。本稿では,約1週間にわたる人員確保・帰宅困難者対応を中心にした業務継続の対応と,その経験に基づくBCPの見直しについて述べる。
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