特集 「最期は家で」の希望をかなえる 在宅看取りの意思を支えるために,病院ができること
「最期まで私らしく」を支え合う地域のチームづくり—在宅療養支援診療所「つるかめ診療所」の実践から
鶴岡 優子
1
1つるかめ診療所(在宅療養支援診療所)
pp.204-209
発行日 2018年3月10日
Published Date 2018/3/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686200917
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筆者は医師としてのキャリアを重ねる中で,一貫して,患者に寄り添う地域医療を探求してきた。2008年,栃木県下野市に在宅療養支援診療所を開業し,以来,地域の医療介護福祉専門職と協働して,住民が「最期まで私らしく」生きることを支える。
本稿では,筆者が主宰する勉強会「つるカフェ」などを通じた地域の医療介護福祉専門職の“本音”の関係性を構築する取り組みを紹介する。また,そうした関係性を基盤に,本人の希望に寄り添い在宅看取りをチームで支えた事例を報告する。
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