特集 地域で“生きる”“暮らす”を支える看護連携の深化 2018年度診療報酬・介護報酬同時改定を見据えて
地域包括ケアシステムにおける看護提供体制の構築—2018年度診療報酬・介護報酬同時改定の展望と2025年を見据えて
齋藤 訓子
1
1公益社団法人日本看護協会
pp.610-614
発行日 2017年8月10日
Published Date 2017/8/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686200756
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“ときどき入院,ほぼ在宅”が現実となる中で,疾患などからの回復過程,在宅療養への移行において,地域と病院の看護連携や多職種連携による早期からの生活支援は,必須のものとなった。2018年には6年に一度の診療報酬・介護報酬の同時改定が予定されており,国は「同時改定は,2025 年までに大きく舵を切ることができる実質的に最後の機会」としている。
本稿では総論として,地域包括ケアシステム推進の観点から同時改定の展望を解説するとともに,地域住民の生活を支えるためのさらなる看護連携において病院の看護管理者に期待したい事柄を提言する。
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