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特集 診療報酬・介護保険同時改定
平成24年度診療報酬・介護報酬同時改定のねらい
The simultaneous revision of the medical fee schedule and the eldery care fee schedule in 2012.
迫井 正深
1
Masami Sakoi
1
1厚生労働省老健局老人保健課
1Director, Aging and Health Division, Health and Welfare Bureau for the Elderly, Ministry of Health, Labour and Welfare
キーワード:
同時改定
,
診療報酬
,
介護報酬
Keyword:
同時改定
,
診療報酬
,
介護報酬
pp.901-909
発行日 2013年10月10日
Published Date 2013/10/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552110264
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はじめに
わが国は近年,社会の急速な高齢化と社会保障制度の持続可能性の両立という困難な課題に直面し続けており,そのためのさまざまな改革に取り組んでいる.このようななかで,2012年は2年ごとの診療報酬改定と3年ごとの介護報酬改定が6年に一度重なる,いわゆる「同時改定」を迎え,地域包括ケアシステム構築の推進という大方針のもと,さらなる医療と介護の連携推進のために診療報酬と介護報酬でどのような対応をなすべきかが大きく問われることとなった.
リハビリテーションの分野でも,医療と介護のそれぞれの課題への対応とともに,同時改定による両者の連携をさらに推進する観点から,医療保険から介護保険への円滑な移行と維持期(生活期)リハビリテーションの取り扱いが大きな焦点となった.本稿では,この平成24年(2012年)度同時改定におけるリハビリテーション関係の課題と対応について概説する.
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