BOOK GUIDE
流しの公務員の冒険—霞が関から現場への旅
pp.157
発行日 2017年2月10日
Published Date 2017/2/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686200649
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腕一本で地域を渡り歩く“流しの公務員”が医療者と共に病院を再生
愛知県の常滑市民病院は6年前,窮地に陥っていた。赤字をたれ流し,それを補てんする市財政も厳しい。築50年で,あまり働かない医師や看護師がいる。病床稼働率など基本的なデータもスタッフの間で共有されていない。市民は「死人病院」と陰口をたたく。県医療界はさじを投げ,医師派遣もままならない。その劇的な再生の話が本書の中心だ。
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