甃のうへ・第67回
人生は冒険だ
横山 美佐子
1
1北里大学医療衛生学部リハビリテーション学科理学療法学専攻
pp.381
発行日 2019年4月15日
Published Date 2019/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1551201513
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私は,東京ディズニーランドが開園した年に養成校に入り,理学療法士をめざして35周年,理学療法士及び作業療法士法が公布された1965年に生まれたので,理学療法とともに人生を歩んでいる.結婚して子ども2人をもうけ,父は亡くなったが母と同居していて医学博士も取得でき,今は大学教員にもなり,周りからは順風満帆のようにみえているかもしれない.しかし,私の理学療法士としての船出から現在までの人生,平穏な海原を旅しているときもあれば,嵐のなかを航海しているときだってあった.きっとこれからの旅も陸地であれば山あり谷ありであろうが,人生は冒険だからおもしろい.
もちろん,最初からこんなことを考えられたわけではなかった.振り返れば自分とは何者かに向き合いながら,挫折を経験したからこそ人生が楽しくなったのだと思う.その過程においては,3つのターニングポイントがあった.
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