特集 2025年に伝えたい看護 医療の変革期を支えながら,未来につなげる新たなケアの創造を
地域に根ざした強靱な看護マネジメントの創出
小池 智子
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1慶應義塾大学看護医療学部・大学院健康マネジメント研究科
pp.22-25
発行日 2017年1月10日
Published Date 2017/1/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686200617
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人口減少時代の看護提供システムの構想
私たちの社会は,先例のない高齢化と人口減少の進展のさなかにある。このような局面において生じる諸課題を見据えながら,各都道府県では,産業や子育てなどのさまざまな分野において,社会が持つ強みを伸ばし活かすことによって,豊かな地域社会の創世に取り組んでいるところである。ヘルスケアを担う私たち看護職もまた,健康を守り促進し,幸福な最期を迎えることができる新しい提供システムを築くという挑戦のただ中にある。
周知のとおり,2025年には“団塊の世代”が75歳以上となり,医療介護需要が増大し多様化する。
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