連載 ポジティブ・マネジメントの航海術—組織変革の波を越える・14
荻窪病院における在宅療養移行支援の取り組み・2
市瀬 博基
1
1東京外国語大学
pp.736-741
発行日 2016年8月10日
Published Date 2016/8/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686200523
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前回は,荻窪病院における在宅療養移行支援の取り組みを,「分散=共有型の『多重化する活動の場』」を生み出す試みとして考察しました。
そこで明らかになったことは,在宅療養移行支援の取り組みを成功させるためには,「患者を長い時間軸でとらえる」視点で患者に寄り添うことの重要性を,看護実践者が実感することが大切だということでした。また,「活動」領域を越えて,こうしたポジティブな理念をメンバー間で共有できるかどうかが,取り組みの成否を分けるということも分かりました。
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