特集 成人移行支援の二面性
成人移行支援に関するこれまでの取り組み
横谷 進
1
1福島県立医科大学ふくしま国際医療科学センター
キーワード:
医師-患者関係
,
意思決定
,
慢性疾患
,
小児医療から成人医療への移行
Keyword:
Chronic Disease
,
Physician-Patient Relations
,
Decision Making
,
Transition to Adult Care
pp.1187-1191
発行日 2021年8月1日
Published Date 2021/8/1
DOI https://doi.org/10.24479/J00648.2021323127
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<Key Points>(1)小児医療の発展により、難治性疾患の多くの患者が成人期に達するようになった。(2)日本小児科学会の提言(2014年)は、個々の患者が小児医療から成人に相応しい医療に円滑に移行できることが望ましいことを明確にした。(3)疾患や領域ごとに多くの有用な移行プログラムが作成されてきた。(4)移行支援の努力を通して、自立・自律支援の重要性が明らかになった。(5)移行期医療は、医療体制の間をつなぐだけでなく、生涯管理の確立を目指している。
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