特集 地域で暮らすがん患者への包括的支援 病期の進展を見据え,移行期を支える体制づくり
【インタビュー】がん患者の尊厳と自律を,最後まで地域全体で支えるために—いま,病院の医療者とともに考えたい“コミュニティにおけるチームケア”
山崎 章郎
1,2
1NPO法人コミュニティケアリンク東京
2ケアタウン小平クリニック
pp.114-119
発行日 2016年2月10日
Published Date 2016/2/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686200386
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
1990年に『病院で死ぬということ』を上梓し,全ての人は最期のときを迎えるまで尊厳を持って生き続ける存在であることや,その尊厳を支える医療者としてのありようを社会に問いかけた山崎章郎氏。2005年には「ケアタウン小平チーム」を発足。地域に根差して活動する医療・看護・介護の専門職とボランティアが,地域で死にゆく患者・家族への支援を重層的に提供している。これは,現在各地で模索されているコミュニティにおける緩和ケアの先駆的実践である。本インタビューでは山崎氏の長年にわたる緩和ケアの経験から,病院のがん医療が抱える課題と,地域における緩和ケアを充実させるための方法について伺った。
Copyright © 2016, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.