越境する公衆衛生 共に生きるコミュニティの構築をめざして・1
[インタビュー]ボスニアのコミュニティ・ガーデンから学ぶ
大塚 敦子
,
三井 ひろみ
pp.330-336
発行日 2007年4月15日
Published Date 2007/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401101041
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誰も戦争などしたくなかったのに,気づいたら始まっていたというボスニア・ヘルツェゴビナ.戦後10年,敵同士だった民族が緑の農園コミュニティ・ガーデンで,再び心を通わせ合うようになりました.ボスニア・ヘルツェゴビナを訪ね,農園で共に働き,『平和の種をまく―ボスニアの少女エミナ』(岩崎書店,2006)をまとめられた大塚敦子さんにお話を伺います.
三井 『平和の種をまく―ボスニアの少女エミナ』を読ませていただきました.表紙のお写真,ふたりの少女が畑で育てた花を持って微笑み合う姿がとてもいいですね.喜びが溢れていて,とても温かな気持ちになります.
今日は,ボスニアのコミュニティ・ガーデンの試みについてお話を聴かせていただきたいのですが,最初に,大塚さんのこれまでの活動と取材に至る経緯についてご紹介いただけますか.
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