特別記事 東京医科歯科大学医学部附属病院の看護マネジメント・1
倫理性と効率性の両立を目指した高齢者看護の質改善—現場の変化を捉え,課題解決に導くための看護管理者の役割
平野 博美
1
,
小松 佳子
1
1東京医科歯科大学医学部附属病院看護部
pp.68-73
発行日 2016年1月10日
Published Date 2016/1/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686200372
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超高齢社会を迎えるわが国では,全国的に高齢入院患者の割合が急増している。それは都心の急性期病院も例外ではなく,侵襲度が高い手術後や環境の変化,認知症など,さまざまな要因に伴う高齢患者のせん妄に対する看護ケアに困難を抱えることも少なくない。本稿では,せん妄への対応をはじめとした高齢者看護の質改善の1歩を踏み出した東京医科歯科大学医学部附属病院の取り組みから,組織をあげて課題解決に導くための看護管理者の役割について3回シリーズで考察する。
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