特別記事 東京医科歯科大学医学部附属病院の看護マネジメント・2
倫理性と効率性の両立を目指した高齢者看護の質改善—現場の変化を捉え,課題解決に導くための看護管理者の役割
小山 雅美
1
1東京医科歯科大学医学部附属病院看護部
pp.168-174
発行日 2016年2月10日
Published Date 2016/2/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686200394
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全国的に高齢患者の割合が急増する中,都心の急性期病院においても,さまざまな要因に伴う高齢患者のせん妄に対する看護ケアに困難を抱えることは少なくない。こうした状況の中,せん妄をはじめとした高齢者看護の質改善の1歩を踏み出した東京医科歯科大学医学部附属病院の取り組みから,組織をあげて課題解決に導くための看護管理者の役割について3回シリーズで考察する。2回目となる本稿では,身体拘束に焦点を当てた取り組みとその成果を紹介していただく。
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