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全国男性看護師会の活動と今後の展開
前田 貴彦
1,2
,
辻本 雄大
1,3
,
藤本 泰博
1,4
,
平田 研人
1,5
,
上杉 佑也
1,2
,
伊藤 大輔
1,6
,
福田 豊洋
1,7
1全国男性看護師会
2三重県立看護大学
3奈良県立医科大学附属病院
4聖マリアンナ医科大学病院
5天理よろづ相談所病院
6三重県立総合医療センター
7伊勢赤十字病院
pp.704-708
発行日 2015年8月10日
Published Date 2015/8/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686200249
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全国男性看護師会設立の経緯
看護師全体に占める男性看護師の割合は,2010年は5.6%,2012年には6.2%と年々増加しており,活動の場も広がりつつあります。しかし,病院や施設で活躍する男性看護師は女性看護師に比べ圧倒的に少ない状況に変わりはなく,看護界においてはいまだ少数派と称されています。このような状況の中,筆者の前田は,自施設を超えた男性看護師の交流はもとより,日々の看護で生じる問題や疑問などを共有し解決策を検討したり,男性看護師の可能性や未来を考えたりする機会や場をつくる必要性を常々感じていました。
そこで,三重県内の病院に勤務する男性看護師に協力を呼びかけ,2012年11月に全国男性看護師会(以下,本会)の前身である三重男性看護師会を設立し,三重県内を中心に活動を続けてきました。その活動に三重県以外の男性看護師からも参加希望をいただくようになったため,全国展開を検討し,2013年11月に三重男性看護師会が主催した第2回講演&シンポジウムの際に,2014年4月から全国展開することを告知しました。そして,2014年4月より「全国男性看護師会(Japan National Association for Men in Nursing;JNAMN)」として,全国の有志・同志の協力や支援はもとより,全国の病院・施設の協力を得て活動しています。
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