特別記事 東京大学医科学研究所附属病院における病床再編の取り組み・1
病床再編時の看護管理—スタッフのモチベーションと看護の質をいかに維持し,高めるか
武村 雪絵
1
1東京大学大学院医学系研究科 健康科学・看護学専攻看護管理学分野
pp.696-702
発行日 2015年8月10日
Published Date 2015/8/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686200248
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地域包括ケアシステムが本格化するなかで,各病院で病床機能の変更・転換が進められている。
病床機能の変更などの病床再編は,そこで働くスタッフのモチベーションに大きく影響するため,慎重な合意形成が求められる。また再編に伴う移行期には,医療安全をはじめとする看護の質の維持および向上が日常以上に求められる。
本稿ではこうした課題を乗り越え,病床再編に成功した東京大学医科学研究所附属病院の取り組みから,病床再編時の看護管理について3回のシリーズを通して考察する。
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