特集 災害対応力の高い柔軟な組織へ 指示と行動を明確にする「マニュアル」と「訓練」
扉
pp.381
発行日 2015年5月10日
Published Date 2015/5/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686200179
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東日本大震災から4年が経過したが,災害の多い日本では継続的な対策が求められている。状況に応じた柔軟な対応により日常の医療を継続して患者を守り,職員の安全も確保するために,看護管理者は大きな役割を担うことになる。各病院,マニュアルを作成して備えているが,現実に即した実効性のあるマニュアルでなければ有事の際には活用できない。また,起こりうる課題や院内の潜在的な被災リスクを明確にし,本当に使えるマニュアルを作成するための災害対策訓練には工夫が求められる。本号では,災害に強い組織づくりのために看護管理者に求められる役割や具体的な指針とともに,それぞれの病棟特性を考慮しながら災害対策を進めている3病院の実践を紹介する。
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