特集 がん患者への意思決定支援の質を高める 診断時から終末期までを支える組織的取り組み
【インタビュー】「患者主体の意思決定」を支え続ける倫理的な組織づくり—外来機能の再編・強化とスタッフ育成の視点から
濱口 恵子
1
1がん研有明病院 看護部
pp.118-124
発行日 2015年2月10日
Published Date 2015/2/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686200118
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2013年に「緩和ケア推進検討会」の中間とりまとめが,また2014年にがん診療連携拠点病院の指定要件の見直しの発表がなされたことを契機に,行政やがん治療に携わる各施設において,患者主体の意思決定を支える体制強化に向けた活動が推進されている。がん治療の場が外来に移行したことに伴い,意思決定支援の中心も外来に移行している。一方,外来看護に対する診療報酬上の評価が限られている中で,どのような工夫が考えられるのか。また,倫理的な意思決定支援の担い手を育成するために必要な教育とはどのようなものだろうか。
本稿では,がん治療の現場が変化する中で求められるマネジメントについて,看護管理者であり長く臨床倫理を重視したケアを提供し続けている濱口恵子氏にお話を伺った。
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