特集 がん患者への意思決定支援の質を高める 診断時から終末期までを支える組織的取り組み
がん患者への意思決定支援の質を高める—診断時から終末期までの「意思決定支援」と「アドバンス・ケア・プランニング」
竹之内 沙弥香
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1京都大学大学院医学研究科人間健康科学系専攻臨床看護学講座
pp.125-133
発行日 2015年2月10日
Published Date 2015/2/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686200119
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筆者はエンド・オブ・ライフ・ケアおよび医療倫理の専門家の立場から,臨床家が患者・家族に対して行う倫理的看護ケアへの支援とコンサルテーションを行っている。本稿では,そもそも「意思決定支援」および「アドバンス・ケア・プランニング」とは何かについての解説と,両者の定義を行うとともに,よりよい患者・家族の意思決定支援のプロセスに伴走できる臨床家の育成方法について,病院内および地域の看護職との協働の経験を踏まえて提言する。
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