連載 実践! インストラクショナル・デザイン 効果的・効率的・魅力的な人材育成を目指して・8
評価基準の作成
浅香 えみ子
1
1獨協医科大学越谷病院 看護部
pp.1164-1168
発行日 2014年12月10日
Published Date 2014/12/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686200060
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これまでの分析の過程こそが,研修計画の根幹を成す
第7回までに,「何が(どのように)できれば『できる』と言えるのか」を学習課題ごとに設定してきました。そして第4回「教育の『ゴール分析』」の段階から,行動を表す表現で「何が(どのように)できれば」よいのかを記述してきましたから,評価すべき行動はすでに明らかになっています。
この段階までに,さまざまな分析に時間をかけてきました。その分析結果は,研修目標となる「パフォーマンス目標」を立案した第7回の作業,そして今回の「評価基準の作成」の作業が,これまで進めてきた研修計画より簡単かつ明確に行えるという効果を発揮するはずです。これまでの分析の過程こそが,研修計画の根幹を成していることを実感するでしょう。
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