研究・調査・実践
看護量の測定基準作成の試み
高橋 美智
1
,
藤枝 知子
2
,
宮本 昭子
3
,
坊城 中子
4
1東京医科歯科大学医学部付属病院
2東京女子医科大学病院
3国家公務員共済組合連合会総合病院三宿病院
4国家公務員共済組合会稲田登戸病院
pp.41-50
発行日 1991年1月15日
Published Date 1991/1/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686901794
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なぜ看護度の測定をしようとしたのか
病院における看護部門の最高責任者として働いていて,本音で話し合える仲間で看護管理についての勉強会をしようということになり,4人が集まった。
4人が所属するそれぞれの病院の規模,設置主体,医療体制などの違いはあるが(表1),共通した悩みは,看護要員を適正配置するには,どのような認識のもとに要員数などを考えたらよいかということであった.基準看護で決められた要員数では,患者の個別なニードに的確に応える看護ができないという現場サイドの声は,看護婦不足が社会問題化しつつある現在では,看護界のみならず一般の人々の間にも浸透しつつある.
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