資料 『保健婦及び助産婦国家試験出題基準』と『保健婦及び助産婦教育の基本的考え方』
国家試験出題基準作成のねらいと経過について
勝又 浜子
1
1厚生省健康政策局看護課
pp.716
発行日 1997年9月10日
Published Date 1997/9/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662901629
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「保健婦及び助産婦国家試験出題基準』の作成については,平成6年12月16日に報告された『少子・高齢社会看護問題検討会報告書』にそのルーツがあります。少子化が進む中で,看護の分野に優秀な人材を確保するためには大学など高等教育の充実と養成所の魅力の向上を図るための保健婦助産婦看護婦学校養成所指定規則の見直しが提言されました。さらに,「カリキュラム等の検討に併せ,看護職員の国家試験について,医師,歯科医師と同様の国家試験出題基準を作成することを検討すべきである」とも提言されています。
これらの提言を実行に移すために,さっそく平成7年6月に医療関係者審議会保健婦助産婦看護婦部会の下に「看護職員の養成に関するカリキュラム等改善検討会」が設置され,9回にわたる検討の結果,平成8年3月に中間報告書がとりまとめられました。それを受けて,「保健婦助産婦看護婦学校養成所指定規則,指導要領及び手引き』が平成8年8月26日に改正され,平成9年4月1日から施行されることとなりました。
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