特集2 患者・スタッフの安全を守る院内急変対応システム 施設状況に応じたRRS導入と運用のヒント
【コラム】病院機能評価とRRS―医療安全システムとしての確立に向けてRRSへの評価に期待
安宅 一晃
pp.572
発行日 2014年6月10日
Published Date 2014/6/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686103107
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病院機能評価は医療の質と安全の向上を目的として,一定の基準に基づき,第三者機関による医療施設の評価を行い,それらの機関が質の高い医療サービスを提供していくための支援を行うことを目的としている。1996年2月に評価が始まり2013年4月より現在の第3世代の評価になっている2)。
評価として患者中心の医療の推進,良質な医療の実践があり,両者に医療安全が深く関わっている。現在の3rdG ver1.0では中項目「患者等の急変時に適切に対応している」の中で,「全職員を対象に心肺蘇生(CPR)の訓練が行われていること,また,院内緊急コードが設定され,適切に対応されていることを評価する」としている3)。
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