特集2 患者・スタッフの安全を守る院内急変対応システム 施設状況に応じたRRS導入と運用のヒント
院内急変対応システム(RRS)とはなにか―理想のありかたと現状における課題
藤谷 茂樹
1,2
1東京ベイ・浦安市川医療センター
2聖マリアンナ医科大学
pp.538-542
発行日 2014年6月10日
Published Date 2014/6/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686103099
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筆者はわが国における院内急変対応システム(RRS)普及の第一人者である。高齢社会の伸展,医療機能の分担が加速化する中,急性期病院においては高齢者,重症者などハイリスク患者のさらなる増加が予測される。医療安全確保のために,病棟の看護師が安心してケアを提供し続けるためのセーフティネットとして,RRSの立ち上げはもはや不可欠と言える。
本稿ではRRS普及の現状と課題についてエビデンスや関連学会での最新のディスカッションを交えて詳説する。
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