特集2 患者・スタッフの安全を守る院内急変対応システム 施設状況に応じたRRS導入と運用のヒント
【実践報告:北里大学病院の取り組み】【院内急変対応システムの効果的導入と運用】呼吸療法サポートチーム兼任方式による取り組み
森安 恵実
1
,
坂下 智珠子
2
1北里大学病院看護部 集中治療センター・RST/RRT室
2北里大学病院看護部 婦人科病棟
pp.552-558
発行日 2014年6月10日
Published Date 2014/6/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686103102
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北里大学病院では,2006年に立ち上げられた呼吸療法サポートチーム(RST)が院内急変対応チームRRTを兼務する形で院内急変時迅速対応システム(RRS)が稼動を開始,2011年にはRST/RRT室として独立した部署となった。本年5月にオープンする新病院でもRST/RRT活動を医療安全推進の中心に捉えている。本稿では,病棟看護師からのRRTへの相談によって,患者の急変へのより迅速な対応へとつながった事例を交えながら,呼ぶ側・呼ばれる側双方のスタッフ教育の実際や,RRSのより効果的な活用に向けた方策を紹介する。
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