特集 生まれかわる病院組織
北里大学病院におけるインフォメーションシステムの整備と充実
阿曽 弘一
1
,
大場 正己
2
,
間宮 貞
3
,
松沢 孝子
3
,
木下 晴二
4
1北里大学病院
2北里大学病院企画室
3北里大学病院看護部
4日成建築設計事務所
pp.32-38
発行日 1972年8月1日
Published Date 1972/8/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541204731
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●はじめに
北里大学は昭和45年4月医学部を新設し,現在第3学年までの学生が相模原キャンパスで教養課程と専門課程の勉学に励んでおり,また付属病院は昨46年7月に開院し,現在稼動している病床数は定床860の約半分であるが,外来患者数は1日1000名を越え,全職員一体となって日夜診療活動を続けている.
医学部には診療,教育,研究の3つの大きな使命があるが,私どもの病院は大学病院である前にまず模範的な病院であることを出発点として,‘市民の健康で幸福な生活に直結する患者中心の病院’であることをモットーにしている.建物の建築および諸設備はこの根本理念を反映して,広く余裕のあるスペースをとり,‘光と緑と水’をふんだんに取り入れ,従来の病院のイメージを破ってホテルとしての機能を充実させ,ゆっくりと心身をやすめることができる場を提供している.
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