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―2013(平成25)年度看護職員関係予算―「看護補助者活用推進事業」について
島田 陽子
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1厚生労働省医政局看護課看護サービス推進室
pp.581
発行日 2013年7月10日
Published Date 2013/7/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686102817
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チーム医療の推進と看護補助者の活用
少子高齢化が進み,医療を取り巻く状況が大きく変化しているわが国において,チーム医療の推進は重要な課題のひとつである。厚生労働省では2009(平成21)年8月より検討会を開催し,チーム医療推進の在り方について検討を行なってきた。
2010(平成22)年3月に取りまとめられた「チーム医療の推進に関する検討会報告書『チーム医療の推進について』」註1)のなかで,チーム医療とは,「医療に従事する多種多様な医療スタッフが,各々の高い専門性を前提に,目的と情報を共有し,業務を分担しつつも互いに連携・補完し合い,患者の状況に的確に対応した医療を提供すること」であり,「質が高く,安心・安全な医療を求める患者・家族の声が高まる一方で,医療の高度化・複雑化に伴う業務の増大により医療現場の疲弊が指摘されるなど,医療の在り方が根本的に問われる今日,『チーム医療』は,わが国の医療の在り方を変え得るキーワードとして注目を集めている」と書かれている。
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