Japanese
English
短報
クラウドコンピューティングを活用した口腔保健業務支援システムの有用性に関する検討
The usefulness of advising chart storage system for oral care which utilized cloud computing.
白山 靖彦
1
,
尾崎 和美
1
,
中野 雅徳
1
,
那賀川 明美
2
,
中江 弘美
1
,
薮内 さつき
1
,
伊賀 弘起
1
Yasuhiko Shirayama
1
,
Kazumi Ozaki
1
,
Masanori Nakano
1
,
Akemi Nakagawa
2
,
Hiromi Nakae
1
,
Satsuki Yabuuchi
1
,
Hiroki Iga
1
1徳島大学大学院ヘルスバイオサイエンス研究部
2社会福祉法人健詳会
1Institute of Health Biosciences, The University of Tokushima Graduate School
2Social Welfare Corporation KENSYOKAI
キーワード:
口腔保健業務支援システム
,
口腔ケア
,
要介護高齢者
,
参与観察
Keyword:
口腔保健業務支援システム
,
口腔ケア
,
要介護高齢者
,
参与観察
pp.569-572
発行日 2013年6月10日
Published Date 2013/6/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552110150
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要旨:〔目的〕高齢者施設における口腔ケアの提供に関して,効率的に口腔情報を評価,記録する口腔保健業務支援システム(advising chart storage system for oral care:ACSSOC)の有用性を検証した.〔対象・方法〕対象は,徳島県内の特別養護老人ホームに入所する65歳以上の要介護高齢者25名,歯科衛生士1名,介護職員2名とし,ACSSOC使用の有無に分けて,口腔情報の評価,記録の作成・印刷にかかる時間を測定した.さらに,2名の専門職を口腔ケア場面に配置し,参与観察を行った.〔結果〕ACSSOCを使用した場合,使用しない場合と比較して有意に業務時間が短縮された.さらに,参与観察によって歯科衛生士,介護職員,要介護高齢者の間の会話が有意に増減することが明らかになった.〔考察〕ACSSOCは,口腔ケアの提供をより効率化し,専門的口腔ケアと普及型口腔ケアをつなぐツールとして有用であることが示唆された.
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