特集 “偶然性”に本質を見出す人たち 安全基盤でこそ何かが起こる!
—偶然にできる雲—対話のクラウドを眺めて
藤原 雅司
1
1東京都立松沢病院
pp.380-383
発行日 2025年9月15日
Published Date 2025/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.134327610280050380
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日本でオープンダイアローグ(OD)が注目され、はや10年ほどが経とうとしています。私もODに感動して、「他者(性)の尊重」や「水平の関係」などの姿勢・世界観を考え続けてきました。なかでもODの7つの原則の1つである「不確実さに耐える」は重要な姿勢だと感じています。対話実践のガイドライン1)では、「結論を急がない。すぐに解決したくなる気持ちを手放す。葛藤や相違があったとしても、その場にいる人々の声を共存させ続ける。対話を続けるなかでこそ、そのクライアントと家族ならではの独自の道筋が見えてくる」と説明されています。
今回、「偶然」というテーマをいただき、何を書くのがよいか、何が読者の皆さんに伝わるのか試行錯誤しました。そうして、ODで着目されている「不確実」は、「何が起こるかわからない≒偶然」とも読みとれるのではと考えました。

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