連載 グループ・ダイナミックスへの招待 本当に病棟を変えたい人のために・10
夢を描く技法(その2)
杉万 俊夫
1
1京都大学大学院人間・環境学研究科
pp.250
発行日 2012年3月10日
Published Date 2012/3/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686102383
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今回は,前回の第1ステップで描いた「夢の活動」を実現する活動を描くステップ(第2ステップ)について説明します。
夢の活動を実現するためには,夢の活動に出てくる①主体,②道具,③スクラムを実現する必要があります。ただし,①~③のうちどれかはもう存在しているので,あらためてつくる必要はないという場合もあるでしょう。逆に,例えば夢の道具が2つあり,それらを別個につくらねばならないという場合もあるでしょう。あるいは,夢の道具をつくる過程で,夢のスクラムも同時につくっていけるという場合もあるでしょう。第2ステップで何個の活動(ひし形)を描くべきかは,第1ステップで描いた夢の活動によって異なります。
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