特集 東日本大震災から1年 今後に活かす災害支援
岩手県での急性期から現在までのこころのケア活動
阿部 幸子
1
1日本赤十字社岩手県支部 事業推進課
pp.189-194
発行日 2012年3月10日
Published Date 2012/3/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686102365
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東日本大震災ではストレスフルな被災者を支援するため急性期から現在にわたりこころのケアが行なわれている。しかし,さまざまな団体が「こころのケア」という呼称を汎用していたため現地で混乱が生じたり,長期支援においてその活動形態を変換する必要に追られたりした。また,こころのケア要員の支援が十分にできない,被災地が広域でこころのケアセンターの機能が発揮できないなどの課題も生じた。急性期から中長期までのこころのケア活動を振り返り,今後の課題を示す。
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