あんてな
岩手県の内部障害研究会の活動
中田 隆文
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1盛岡友愛病院リハビリテーション科
pp.280-281
発行日 2001年4月15日
Published Date 2001/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1551105786
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研究会の始まり
これから紹介する研究会の活動は,全国各地で活動されている研究会とは少々趣きの変わったものといえよう.まず,この研究会は内部障害研究会という名称で活動しているが,理学療法士協会の生涯学習のプログラム専門領域研究部会とは異なり,独自の研究会とし存在している.もちろん研究会で扱うテーマは内部障害であり,活動の主体が理学療法士であることに違いはない.全国にはこんな形の研究会活動をしている理学療法士もいるのだとご理解していただければ幸いである.
そもそも岩手県の理学療法士の間で,内部障害について勉強をしないかという話が持ち上がったのは平成10年のことだった.最初に呼びかけをされたのは,岩手医科大学附属循環器医療センターの佐藤滋先生だった.佐藤先生は同センター心臓リハビリテーション室の業務に開設当初から従事し,循環器疾患の理学療法をテーマをこれまで種々の研究をされてきた.曲がりなりにも呼吸障害の理学療法に携わってきた筆者も,県内で内部障害の勉強会を行いたいと考えていて,渡りに船とばかり,研究会立ち上げの準備にかかった.
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