リハビリテーション・インフォメーション
岩手県/大分県
清水 宏一
1
,
高橋 エミ子
2
,
松原 正勝
3
,
渡辺 千鶴子
4
1岩手県都南の都
2岩手県労災病院
3大分県社会福祉センター
4農協共済別府リハビリテーションセンター
pp.280-281
発行日 1980年4月15日
Published Date 1980/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1518102137
- 有料閲覧
- 文献概要
県の行政
岩手県に於ける行政上の施策として医学的リハビリテーション(以下リハビリと略)事業は,ようやくその緒につこうとしているが,現在までは昭和32年12月,県の肢体不自由児施設として都南学園(現在都南の都)が設立され,又昭和35年には岩手労災病院が開設されて,僅かにリハビリの一端が行われていたにすぎなかった.精神病院に於ても作業を通しての治療が行われてはいたが,それは農耕作業が中心であり,医療として体系化された現在の作業療法とは大分かけ離れたものであった.
昭和41年に理学療法士・作業療法士が初めて世に送り出されるに至り,県に於ても医療局管内の県立病院に,機能回復訓練施設,設備の拡充が計られるようになった.また昭和55年4月には,岩手リハビリ学院が開校される運びで,県からもこれに対し1億6千3百万円が拠出される.さらに水沢市にも昭和56年度から夜間のリハビリ学院が開校する予定で,今後これらを助成してゆく事が当面の課題であろう.
Copyright © 1980, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.