連載 職員の安心を支える病院デカ・1【新連載】
信頼関係は相手の「目」を見ることから
横内 昭光
1
,
森山 寛
2
,
髙橋 則子
3
1学校法人慈恵大学法人事務局総務部渉外室
2東京慈恵会医科大学附属病院
3東京慈恵会医科大学附属病院 看護部
pp.52-53
発行日 2012年1月10日
Published Date 2012/1/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686102318
- 有料閲覧
- 文献概要
医療スタッフを守りたい
「『悪質クレームと暴力』の対策をお願いします。医療従事者は,企業などに勤務する人たち以上に,病気の人やお年寄りのお世話をしてあげたいという優しい心に満ちた人たちなのです。職員を守り,そして徐々に対処法を伝授してください」。私が本学就職時に院長からいただいた「ミッション」でした。
病院は普段は安心・安全な場所ですが,盗難などの小さな事件はもちろん,ごくまれに暴力団員同士が拳銃で撃ちあう,赤ちゃんが誘拐されるなどの大きな事件も発生します。院内ではありませんが過去に「病気が治らないのは医師のせいだ」と逆恨みされ,医師が自宅最寄り駅で射殺される不幸な事件もありました。
Copyright © 2012, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.