増刊号特集2 新人看護師長のための基礎知識
看護管理の3つの視点
[業務管理]看護師長は勤務環境・看護の質・看護単位をマネジメントする
原田 博子
1,2
1九州大学大学院医学研究院保健学門臨床健康支援看護学領域
2前萩市民病院看護部
pp.706-712
発行日 2011年7月26日
Published Date 2011/7/26
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686102142
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看護師個人にとっての業務管理とは,組織で働くうえで目の前の業務をこなすということではなく,組織全体の理解を深めながら,自らの役割を認識し行動できることだと考えます。それは,概念化能力であり,新人看護師からずっと必要とされる能力です1)。さらに,看護業務の根拠を知り,日本看護協会の看護業務基準や各病院の業務基準を遵守して行動することが求められます。
新人看護師長にとっての業務管理は,①看護師の働きやすい勤務環境を整える,②看護の提供の質を整えるためにマネジメントする,③組織の目標に基づいてその看護単位を運営することです2)。
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