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特集 第1回看護研究セミナー
講義
看護単位環境の踏査研究
Methods Used in An Exploratory Study of Nursing Unit Milieus
Laurie M. Gunter
pp.330-350
発行日 1971年10月15日
Published Date 1971/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1681200316
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研究の目的と方法
この講義の目的は,"看護単位環境の踏査研究"と題する研究に用いた方法を述べ,説明することである。この研究は,はじめに精神病院における行動科学研究から得られた洞察と手法を用いて,一つの大学病院の中の四つの看護ケア単位の環境面を調べ,比較するように計画された。
目的はこれらの単位における治療的,あるいは非治療的効果effectを明らかにし,研究のための問題点,仮説や実験案を,看護ケアの改善,患者の福祉の向上のために組織だてて述べることであった。その目的を達成するために,趣旨としては看護単位内の選ばれた物理的構成要素を,組織機構,患者とスタッフのコミュニケーション,行動形態のある面をワークサンプリング法を用いて記述することであり,また,この単位内で生ずる選択された事象は観察と既存の記録から得た。
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